ブランド紹介
国士無双とは
国士無双とは
1975年の誕生以来、男性的かつ爽やかな辛口の旨さで評判になった「国士無双」。
「国士無双」が誕生するまでは、甘口が主流でした。それは当時の嗜好というよりはむしろ時代の流れであり、終戦後はほとんどの酒造メーカーが少ない原料米から少しでも多くの酒を造ろうとしてアルコール度数を上げ、加水していたため、販売の主流は辛口酒でした。その反動で原料の心配がなくなってくると、日本酒は一気に甘口へと転じ、その甘口全盛時代はしばらく続きましたが、酒の味や品質があらためて問われ始めるようになり高品質な辛口の酒へのニーズが高まっていきました。
そんな時代の流れをいちはやく掴みとり、髙砂酒造が一念発起して世に送り出したのが辛口清酒「国士無双」なのです。現在、「国士無双」の銘柄名で展開しているお酒は、大吟醸酒から季節限定酒までと様々。日本酒の流れを変えたと言われるその酒は、蔵人たちの引き継がれた伝統と技術により益々磨かれ、研ぎ澄まされて、全国の皆様の喉と心を潤しています。
〜 ネーミングエピソード 〜
中国の史記に由来するその名は、今からおよそ2200年前、漢の時代に活躍したとして武勇伝が残る将軍・韓信を「国士無双(天下に二人といない傑出した人材)」と称えたという逸話にちなんだもの。
天下に二つとない酒、後世に語り継がれるような酒に、との願いを託して四代目蔵元が命名しました。
旭神威とは
旭神威とは
創業以来の伝統と醸造技術の粋を結集して造るこの酒は、2017年に誕生。酒米で最も醸造に適しているとされる兵庫県産「山田錦」を35%まで高精米し、長期低温発酵を行い搾った新酒を生の状態で氷温貯蔵(-3℃前後)します。濾過は通常より少なめにして、瓶燗火入れの一回のみで仕上げることにより、生酒特有の華やかな香りを保ったまま、旨味が増し、すっきりと滑らかで瑞々しい飲み口となっています。
〜 ネーミングエピソード 〜
旭川を見下ろす大雪山連峰はカムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)と呼ばれ、この地を見守り豊かな自然を育んできました。髙砂酒造ではこの大雪山連峰から流れくる源水で酒造りを続け100余年。北海道の地酒蔵として自然の恵みに感謝し、最高級ブランドとして大吟醸酒・純米大吟醸酒に「旭神威」と名付けました。
「旭」旭川を標し、また朝日・太陽の光を表す(瓶や化粧箱に描かれた太陽)
「神威」神格を有する高位の霊的存在(旭神威においては“大雪山”であり“水”であり、“自然”である)を意味する。
※高砂酒造はこの商品を発売したご縁もあり、白老町のウポポイ(全国にアイヌ文化を発信するナショナルセンター)の応援サポーター企業に参画。ともにアイヌの歴史や文化発信に協力させていただいております。
本田 蒼風
〜 題 字 〜
本田 蒼風(ほんだ そうふう)
北海道(旭川市)出身、東京在住。1999年北海道旭川教育大学に入学。
中国書道史・日本書道史など専門的な知識や技術を学ぶ。
現在は文字デザイナーとしても活躍し、ロゴデザイン、広告媒体への文字提供も行い、活躍の場を広げています。代表作には第70代横綱 日馬富士の化粧まわしデザイン、小田急電鉄年末年始広告文字デザインなどがあります。
川村 久恵
〜 アイヌ文様デザイン 〜
川村 久恵(かわむら ひさえ)
東京都出身。東京造形大在学中、首都圏に住むアイヌ民族と和人の交流団体『ペウレ・ウタリの会』に入会。卒業後はご縁があり、「川村カ子トアイヌ記念館」館長の故 川村兼一さんと結婚し、現在は副館長を務める。
アイヌ文化を積極的に発信しており、2018年には記念館を含む上川アイヌ(旭川アイヌ)の文化と大雪山が日本遺産に認定。その活動を原動力になったおひとりです。
大雪
大雪とは
四半世紀前より発売を開始。地元北海道産米を高精米し、ゆっくりじっくりと醸しています。現在は、国内はもとより海外のエクスポートブランドとして北米やアジア圏を中心に販売が広がっています。
〜 ネーミングエピソード 〜
二十四節気(暦区分手法)のひとつで、冬の3番目(全体では21番目)にあたり雪が盛んに降る頃を意味し、暦では12月初旬頃を表します。この時期は酒造りの仕込みが最盛期を迎え、旭川市を囲む大雪山連峰から流れる伏流水で醸造していることから、この酒を「大雪」と命名しました。
若蔵 WAKAZO KURA Challeng
若蔵 WAKAZO KURA Challengeとは
2016年に始動し、日本酒の多様性を活かした「若蔵」ならではの挑戦的な酒造りを通して若い世代に日本酒の魅力を伝えると共に、SNSで情報発信を行っています。毎年コンセプトを考え、酒に対するアンケートや世相を考慮しつつ、酒質や味わい・デザインを変えています。
近年、海外では日本食ブームで日本酒のニーズは高まっていますが、国内の清酒消費量は減少の一途を辿っています。日本独自の製法で造られるひとつの文化として、年齢にかかわらず多くの方にフレッシュな気持ちで日本酒を楽しんで頂けたら幸いです。
「若蔵(わかぞう)」とは
「若い蔵人だけで造り、若い人だけに飲んでもらいたいお酒」という意味ではなく、「年齢に関係なく蔵人が若い心(初心・好奇心)を持ち、新しい製品造りに挑戦しよう!」という気概から生み出されています。その上で日本酒離れが進んでいる若い世代にも刺さる日本酒であって欲しいと願っております。